「海外旅行先でiPhoneのeSIMがうまく設定できない…」「切り替えたのにネットにつながらない!」
旅行先でそんなトラブルがあると不安になりますよね。でも、正しい設定方法と対処法を知っていれば、スムーズにeSIMを使えます。
この記事では、安心して海外に行けるよう以下のポイントについて分かりやすく解説します!
- iPhoneでeSIMを設定する手順
- 接続トラブルの解決方法
- eSIMが使える機種
初めてeSIMを利用する方も、この記事を読めば安心して設定できるようになりますよ。
eSIMの基本的な設定方法
eSIMを使うには、まず対応機種の確認と申し込みが必要です。その後、アクティベーションコードを設定して回線を有効化すれば完了です。
流れはいたってシンプルですが、初めて使う場合は色々と迷ってしまうかもしれないので、それぞれの手順を詳しく解説します。
②eSIMを申し込もう
③アクティベーションコードを設定しよう
④eSIMの回線を有効化しよう
eSIM対応機種か確認しよう
まず、お使いのスマホがeSIM対応か確認するところからがスタートです。
よっぽど古い機種でなければだいたい対応していますが、長年同じスマホを使っている人は念のため確認しておくと安心です。
間違って購入するのが不安な人は、全額返金保証のあるeSIMの販売会社を選ぶようにしましょう。
対応機種については、後ほど詳しく紹介します。
だいたいのeSIMで使える機種は、このページ内ので紹介しています。
eSIMを申し込もう
eSIM対応のスマホだと確認できたらeSIMの申し込みをしましょう。販売会社の公式サイトやAmazon、楽天などから必要なプランを選んでください。
一般的には「必要なデータ容量だけを申し込むor無制限の使い放題を選ぶ」「通信が必要な日数を選ぶ」といった2つの項目を決める必要があります。
アクティベーションコードを設定しよう
無事に申し込みが完了すると、eSIMを端末にインストールするためのアクティベーションコードがメールなどで発行されます。だいたいはQRコードが送られてくることが多いですが、コードを入力するパターンや専用アプリをインストールするパターンも中にはあります。
eSIMについて調べているとよく出てくる「アクティベート」という単語ですが、要するに「eSIMをスマホにインストールしますよ〜」という意味なのであまり心配せずに頭に入れておきましょう。
設定の流れとしては、まずはメールに添付されたQRコードを読み取るかアクティベーションコードをスマホの設定画面に入力します。すると「eSIMをアクティベートする」のようなポップアップ画面が表示されるので「続ける」や「許可」を選びます。アクティベートが完了すると「モバイル通信設定完了」というような画面に切り替わります。これでアクティベートの設定は一旦終了です。
eSIMの回線を有効化しよう
eSIMを端末にアクティベートできたら、次は回線を有効化する作業に移ります。
スマホの設定画面「モバイル通信」から有効化ができるので探してみてください。ちなみにキャリア以外の回線を使う場合はAPN設定も必要となり少し厄介なので、公式サイトの手順に従って設定しましょう。
これでeSIMの基本的な設定ができました!ただ、ここまでの設定はあくまで”eSIMを使えるようにした”だけなので、現地で実際に通信するにはあと少し工程が必要になります。それは次の見出しで解説します。
eSIM切り替えのおおまかな手順
eSIM切り替えの流れを出国前〜帰国後まで簡単にまとめてみました。
②スマホにeSIMをインストールする
③空港で主回線(日本で使っている回線)のモバイルデータをオフにする
④機内モードをONにする
⑤【到着後】eSIMを主回線に変更する
⑥eSIMを副回線に設定する
⑦eSIMのデータローミングをオンにする
⑧機内モードを解除する
⑨日本の回線がオフになっていることを確認する
⑩【帰国後】eSIMのモバイルデータをオフ、日本の回線をオンに戻す
⑪日本で使う回線を主回線に変更する
⑫使い終わったeSIMを削除する(不要な場合)
最初は迷うこともあるかもしれませんが、一度できるようになれば何も難しいことはありません。
また、これまでの一連の流れをiPhoneでやる方法は次の見出しで紹介しています。
iPhoneでeSIMを設定するには?
私自身iPhoneでeSIMの設定をした経験があるので、それをもとにeSIMの設定方法を詳しく解説します。
②eSIMを購入する
③スマホの設定からeSIMを追加する
④QRコードを読み取るor届いたコードを入力する
⑤eSIMを副回線に設定する
⑥【現地到着後】eSIMを主回線に切り替える
⑦【帰国後】eSIMを削除する
【出国までに】スマホがeSIM対応の機種かチェック
まず、使っているiPhoneがeSIMに対応している機種か確認しましょう。設定アプリの「端末情報」から「EID」という識別番号があればOKです。もしSIMロック解除をしていない端末の場合は事前に解除をする必要があるので、各キャリアのショップに問い合わせるかマイページなどで手続きを済ませておきましょう。
eSIMを購入する
eSIMは公式サイトやAmazon、楽天などのサイトで購入が可能です。必要なデータ容量や利用日数を選択して購入するパターンがほとんどなので、間違いがないかよく確認をしてから購入画面へ進みましょう。申し込みフォームに名前やカード情報などを入力すれば購入完了です。
スマホの設定からeSIMを追加する
iPhoneの「設定」→「モバイル通信」→「eSIMを追加」を選択します。追加の際にはネット接続が必要になるため、日本にいるうちにWiFi環境下で設定しておくのがおすすめです。
QRコードを読み取るor届いたコードを入力する
会社によりさまざまですが、eSIM購入後に届くメールにはQRコードや登録用のコードが添付されています。記載されているQRコードを読み取るかコードをiPhoneの設定画面に入力し、eSIMのプロファイルを追加します。
また、記載されているコード関係は一度読み取ると別の端末では利用できなくなることがほとんどなので、誤って消したりしないよう注意が必要です。
eSIMを副回線に設定する
QRコードの読み取り後、「eSIMをアクティベート」→注意書きが表示されたら「続ける」をタップし、アクティベートが完了するまでしばらく待ちます。アクティベートがすぐ終わることもあれば1時間程度かかることもあるので、時間に余裕をもって設定しておくと安心です。
アクティベートが完了したら、設定画面の「モバイルデータ通信」の主回線が今回登録したeSIMになっていないことを確認しておきましょう。
eSIMの多くは現地ネットワークに接続した時点で利用開始となるため日本では使えず、誤って主回線にしてしまうと日本にいる間の通信が何もできなくなってしまいます。
【現地到着後】eSIMを主回線に切り替える
現地に到着したら「設定」→「モバイル通信」からeSIMを選択し、「この回線をオンにする」「データローミング」をオンにします。
反対に、日本で使っていたSIMのデータローミングはオフにしましょう。
その2つが完了したら「モバイルデータ通信」の主回線を今回登録したeSIMに変えておきます。
機内モードを解除すれば、現地のネットワークに接続されます。
【帰国後】eSIMを削除する
帰国後は「設定」→「モバイル通信」から日本の回線をオンにし、海外用のeSIM回線をオフにします。
今回購入したeSIMは期間が過ぎると自動で使えなくなりますが、気になる人はこの流れでeSIM自体削除してしまいましょう。
iPhoneでの設定方法は以上です。
AndroidでeSIMを設定するには?
せっかくなので、Androidで設定する方法も一緒に載せておきます。
②eSIMを購入する
③スマホの設定からeSIMを追加する
④QRコードを読み取るor届いたコードを入力する
⑤eSIMを副回線に設定する
⑥【現地到着後】eSIMを主回線に切り替える
⑦【帰国後】eSIMを削除する
【出国までに】スマホがeSIM対応の機種かチェック
まず、使っているAndroidスマホがeSIMに対応しているか確認しましょう。設定アプリ内にある「端末情報」→「SIM」など通信関連の項目を探し、「EID」という識別番号があればOKです。もしSIMロック解除をしていない端末の場合は事前に解除をする必要があるので、各キャリアのショップに問い合わせるかマイページなどで手続きを済ませておきましょう。
eSIMを購入する
eSIMは公式サイトやAmazon、楽天などのサイトで購入が可能です。必要なデータ容量や利用日数を選択して購入するパターンがほとんどなので、間違いがないかよく確認をしてから購入画面へ進みましょう。申し込みフォームに名前やカード情報などを入力すれば購入完了です。
スマホの設定からeSIMを追加する
設定メニューの「ネットワークとインターネット」→「SIM」→「+」をタップします。日本でWiFiに接続して設定するのが理想的です。
QRコードを読み取るor届いたコードを入力する
「モバイルネットワークへの接続」→「SIMをダウンロードしますか?」→「次へ」をタップし、QRコードをスキャンまたはコードを入力します。
読み取り後、「eSIMをアクティベート」→注意書きが表示されたら「続ける」をタップし、アクティベートが完了するまでしばらく待ちます。アクティベートがすぐ終わることもあれば1時間程度かかることもあるので、時間に余裕をもって設定しておくと安心です。
アクティベートが完了したら、主回線が日本の回線になっているか確認しておきましょう。
eSIMの多くは現地ネットワークに接続した時点で利用開始となるため日本では使えず、誤って主回線にしてしまうと日本にいる間の通信が何もできなくなってしまいます。
【現地到着後】eSIMを主回線に切り替える
現地に到着したら設定メニューの「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」からeSIMをオンにし、「モバイルデータ」と「ローミング」を有効にします。
反対に、日本で使っていたSIMのデータローミングはオフにしましょう。
最後に機内モードを解除すれば、現地のネットワークに接続されます。
【帰国後】eSIMを削除する
帰国後、設定メニューの「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」から設定メニューから日本の回線をオンにし、海外用のeSIM回線は「SIMを消去」を選択します。
今回購入したeSIMは期間が過ぎると自動で使えなくなりますが、気になる人はこの流れでeSIM自体削除してしまいましょう。
これでAndroidのeSIM設定が完了です!
eSIMが接続できない時の対処法
現地に到着したらすぐにeSIMを使いたいところですが、設定の問題なのか現地での通信の問題なのかうまく切り替えができない場合もあります。
eSIMを設定したのにインターネットが使えない、通知が届かない…そんなトラブルが起きたときの対処法を紹介します。
まずはスマホを再起動しよう
接続トラブルの多くはスマホの再起動で解決できることが多いです。まずは一度電源を切り、再度起動してみましょう。
主回線のデータ通信をオフにする
eSIMが正しく設定されていても、主回線のデータ通信が優先されてしまうことがあります。設定アプリの「モバイル通信」から、主回線のデータ通信がオフになっているか確認をしてみましょう。
eSIMプロファイルを再インストール
※こちらは慎重に作業する必要があるため、必ず販売店の公式サイトを確認してください。
スマホの再起動・主回線のデータをオフにしても接続できない場合は、一度eSIMプロファイル(QRコード)を削除し、再度ダウンロード・設定を行いましょう。
ただし、一度でもコードを読み込むと再ダウンロードできないeSIMもあるため、必ず販売店の公式サイトで問題がないことを確認してから実行してください。
スマホのソフトウェアを最新にする
古いソフトウェアが原因でeSIMが正常に動作しないことがあります。設定アプリから「ソフトウェアアップデート」を確認し、最新の状態にしておきましょう。
できればeSIMの設定をする前にアップデートしておけると安心ですね。
それでもダメならサポートに問い合わせる
上記の方法を試しても改善しない場合は、契約したeSIMの販売店に問い合わせましょう。基本的にはメールで対応してくれることが多いですが、なかにはLINEで連絡が取れる販売店もあるので確認しておくと安心ですよ。
eSIMがつながらないと焦ってしまいますが、順番に試せば解決することが多いので、落ち着いて対処してくださいね!
【2025年最新】iPhoneのeSIM対応機種を紹介
記事の最初にも説明したとおり、お使いのスマホがeSIMに対応しているかを確認するのはとても大切です。
ここでは、2025年現在でeSIMに対応しているiPhoneの機種を、海外eSIM会社「VOYAGEESIM」を参考に紹介します。
※紹介しているのはあくまで一販売店の一例となります。実際に契約をする際には、販売店で「本当に自分のスマホはこの会社のeSIMを使えるのか?」を必ず確認してくださいね。
iPhone 15 シリーズ
iPhone 14 シリーズ
iPhone 13 シリーズ
iPhone 12 シリーズ
iPhone 11 シリーズ
iPhone SE(第3世代)
iPhone SE(第2世代)
iPhone XR
iPhone XS Max
iPhone XS
まとめ
海外旅行でiPhoneのeSIMを使うときは、正しい設定手順や万が一接続できないときの対処法も知っておくことが大切です。まずは端末の再起動や主回線の設定を確認し、それでもダメならソフトウェアのアップデートや、販売会社に問い合わせの上でeSIMを再インストールするなど対応をしていきましょう。
準備をしっかり整えて、快適な海外旅行を楽しんでくださいね!
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